高校中退した息子のこれまで(55)
(54)の続きです。
息子が高校を辞めたのが高校二年生の1学期の終わり。
先生は本当にサポートしてくれました。
息子の仲の良い友達と日付を都合して食事会をセッティングしてくださったり(息子は
出席を断ってしまいました)、
家に来てくださったり。
しかし、1学期の中間、期末テストも受けられず、
出席日数も足りず、留年がほぼ確定となって
しまいました。
私達は薬を飲みながらでも(嘘のようですが、
プロテインを飲むまで薬を飲んでも
改善しているようではありませんでした。
脳のダメージが回復不能なほどだったのでしょうか、、)
留年しても高校だけは卒業してほしかったです。
しかし、
「自宅で勉強して大学に行く」と断固として
言い張ります。
に行ったとしてもおそらく病状が良くならない
限りやめてしまうだろう。
自宅でケアをしながら、回復するのを
待つ、、、
待つといっても半分はあてがない、
薬を飲んでも外に行くのは相変わらず怖いし、
お小遣い欲しさにバイトをしても精神的にも肉体的にも無理で1日、良くて2.3日で「悪口を言われているような気がする」と
辞めてしまう。
あてがない。
しかし途方に暮れている余裕もなく、
ただ日々を感謝し、神仏に祈り
(神社やお寺にお参りするなど)、
家をきれいに整え、
そんな風に日々を過ごしていました。
そして、今後改善しない場合の計画、手続きなどについても調べ始めました。
息子は学校がなくなり、好きな時間に起き、気が向けば勉強をし、ゲームをし、好きな時間に寝る。
ストレスのない生活をおくるようになり、
大暴れすることなどは少なくなりましたが、
不安感はなくなりません。
勉強のためにカフェに行くと言って出て行き、
動悸がする、怖い、と帰ってきたことも多々ありました。
現在、元気に大学へと出かけ、大いに楽しんでいる状況から考えると今でもそのことを振り返り、あれは何だったのだろう、と思います。
神社やお寺にお参りすることはほとんどない
無信仰の私たちに神様や仏様はいるんだよ。少しはお参りしなさい、という何かの、誰かからのメッセージだったのでしょうか。
それとも、好き放題やって感謝をしなかった息子へのレッスンだったのでしょうか。
しかし、ある本を読み、
軽い気持ちで買ってきたプロテインを飲んだ時から光が見えました。
(続きます)