一人は発達障害、もう一人は不登校のち中退、でもきっと大丈夫

上の子は発達障害、下の子は不登校のち高校中退しました。でもきっと大丈夫。

高校中退した息子のこれまで(51)

7月に高校を中退し、家にいるようになった

息子との日々は想像を絶するものでした。


私達の個人的判断で心療内科通いをやめてしまい

(心療内科に行っても不登校は解決せず中退することになってしまい、がっかりしていたことも手伝い、心療内科に通わせるのを

やめてしまったのです)


当然それまで処方されていた薬ものみません。


そのせいでしょうか、「奇行」と思えるような行動に拍車がかかってきました。



ある台風の夜のこと。


もう夜中12時だったでしょうか。


強風が息子の部屋の窓をたたき、

せわしなく音をたてています。


寝ている私のところに息子がやってきました。


「落ち着かない!」


と言ったと思うと、


布団を自室から運んできて、 

ベランダの戸を開けます。


何をするかと思ったら

ベランダに布団を敷くと、


そこで寝はじめてしまったのです。


「窓の音がうるさいから、今晩は


そこで寝る!」


とのこと。


私は疲れていたので、


もう近所の目も何も気にする気力もなく

そのままにさせました。


私自身、注意する気力はないのですが、

ちゃんと感情を感じることはできるようでした。


「絶望」「諦め」という感情。


ベランダに布団を敷いて寝る息子。


時にはベランダの戸を開け放ち、


「俺は神だ!」と叫ぶ息子。


精神を病んでしまった息子。


やることなすことが


どんどん突拍子もなくなってくる日々。


中学では色々な役目を任され、

成績はトップクラスで難関高校に入りたくて、勉強していた一年前の夏。


次第に朝起きられなくなって中学校を休みがちになる中迎えた高校受験。


滑り止めしか合格できなかったという失敗。


入学した高校での軽いいじめと中退。


慌てて探して何とか編入できた二つ目の

高校での不登校


「鬱だ、、、」

「死にたい」

「人目が怖い」

「誰かが悪口を言っている」


と繰り返したこれまでの一年間と高校中退。


これからどうするんだろう、、、


私達夫婦はずっと彼の面倒を見続けるのだろうか、この先何十年も?


精神を病んだ引きこもりの息子を

殺害してしまったというニュースを

耳にするたび、


その両親の気持ちが本当によく想像できました。


この先どうなるんだろう、、、


こんな答えの出ない問いかけを


当時はいつもしていたように感じます。