高校中退した息子のこれまで(50)
買い物に一緒に行く時の人混みで
「皆が悪口を言っている!」
と突然不機嫌になる。
登校支援カウンセリング
(登校できるようにするための民間のカウンセリング。高校中退した後でしたが、いづれ大学生になった時のために受けておこうと
思い、通っていました)
にいく車の中で緊張のあまり、動悸が激しくなり、救急病院を探す、、、
ふと口にした私の言い方が気に入らないと
襖を蹴飛ばし、木枠が外れ、
顔にはスリッパがピシャリと飛んでくる日々。
まさに地獄のようでした。
けれどもこういう時こそ泣けないのです。
不自然に見えたかもしれません、
私は口癖のように「絶対大丈夫」と
念仏を唱えるがごとく繰り返していました。
絶対大丈夫。
そう自分に言い聞かせないと
暗い暗い谷底へ
引きずり込まれてしまうからです。
パートの仕事へ行く時、
歩きながら涙が出てきそうな時。
「いや、こんな気持ちに引きずられて
たまるか」と
私は大好きな音楽をスマホで聴きながら
仕事場に入りました。
もちろん、ナイフ、包丁などの刃物は
隠して。
そして、数日前に
「ロープを買おうと思う」と息子が言っていたのを思い出し、
紐という紐を全て隠して。
そんな日常でした。
(続きます)