一人は発達障害、もう一人は不登校のち中退、でもきっと大丈夫

上の子は発達障害、下の子は不登校のち高校中退しました。でもきっと大丈夫。

高校中退した息子のこれまで(19)

前回の記事https://www.joyjoytree.site/entry/2019/02/22/041103

の続きです。


4月に入学式して3日目にからかわれ、1日も行かれなかった学校(ホームルームの途中で帰ってきてしまった日が一日ありました)。


たった1日だけで勇気を振り絞って行けた日がありましたが、先生はクラスの雰囲気をかき乱すかもしれない、と思ったのでしょう、

すぐにカウンセリングルーム→帰宅となりました。

その後、「診断書を出すまで授業には出ないよう」言われて、登校してもずっと6限までカウンセリングルームで過ごすよういわれ、クラスには合流できませんでした。



授業は受けられず、また行く気もそもそもなく、


期末テストを受けなければ留年確定、と言われます。


そんな時、見つけた編入試験を実施しているある私立高校を見つけ、電話をしたところ、

話を聞いてもらえることとなりました。


面談日を予約して、親子二人で向かいます。


教頭先生がおっしゃいました。


「同じ高校から、これで三人目だ、、」


在籍中の高校からそこに編入した子が他に二人いたそうです。


試験日を予約して、在籍中の高校の先生にも連絡します。


「早いところ通信制高校を見つけた方がいいですよ」と何度も言われており、


「良かったですね!」と言われました。


編入試験は5月の中旬になりました。


初夏の日差しの強い、蒸し暑い日でした。

書類を揃えて、夫と私で送って行きます。


しかし、その朝一悶着ありました。


何かは覚えていないほどの小さなことがきっかけで息子の機嫌を損ねてしまったのです。


私の口調がきつかったのか?

とにかく思い出せないくらいどうでも良いことでした。


「やっぱり今日行かないわ!

こんな書類破ってやる!」


と学校に提出する書類を破ろうとしたので

急いでとりあげ、なだめて車に乗せます。


せっかくこの日のために、過去問題集も購入して

渡したのに、


それに本人も取り組んでいたのに。


泣きたくなりましたが、とにかく、

学校に連れて行き、試験を受けることが

できました。


結果は10日後くらいに電話でもらいました。


おそらく合格はできているだろう、とは

思っていましたが電話をもらうまで落ち着かない気持ちで日々を送っていたので、


連絡をもらった時には涙が出そうになりました。


これで晴れてまた高校生になれる!

リセットできる!


そう思い、心から喜びました。


その後は、

在籍中の高校に退学手続き

荷物の引き取り

新たに入学する高校の制服注文、

教科書取り寄せなど


の色々なことをしなければなりません。


でも、なぜか全然苦ではなかったです。


無我夢中で色々な手続きをしました。




ある日、

制服を注文しに行った帰りの時のこと。

繁華街でゲームセンターを見つけ、


「ゲームやりたいけれどいい?」

と息子が聞いてきました。


私は両手に息子の高校のために購入した

備品をたくさん持っており、疲れていました。


それで、「今疲れているからちょっと無理」


と言ってしまったのです。


それを聞いて息子はカーッとなってしまったのです。


死ね!


大きな声で叫ぶと、自分も分担して持っていた学校の備品の入った大きな袋を道端に置いて、

思いっきり蹴飛ばしてどこかに歩いてしまったのです。


大勢の人通りのある繁華街の中で、倒れて中のものが出た袋が転がっていました。



、、それを拾い集めて、一人で帰ることにしました。

息子を探す元気もありません。


荷物を抱えて駅まで向かいました。


すると、携帯に息子からのメッセージが入っています。


「〇〇の前にいるから迎えに来て」。


、、、息子と落ち合い、やっと電車に乗ることができました。


でも、電車のな中では、涙が次から次へ流れ出してきて仕方ありませんでした。


顔を髪の毛で隠して泣きました。


(続きます)