高校中退した息子のこれまで(24)
前回の記事https://www.joyjoytree.site/entry/2019/03/21/014043
の続きです。
学校には行き始めたものの特に仲の良い友達が
いるわけでもなさそう、けれども「皆で学食で
食べらから弁当入らない」という日もありました。
それでも、楽しそうに行っている様子は皆無で、起きて支度をすることすら苦痛であるように見えました。
そんな中でも迎えた夏休み。
朝は8時には起きて夜は11時前には寝る、という
ルールを作り、昼夜逆転をしないように気を付けました。
朝、8時に起こしに行きます。
、、、この時点で早くもバトルが勃発しました。
「起きようよ。」
起こしても
「もう夏休みだからいいよね?少し寝たい」
「だめだよ。約束だよ」
「じゃあ、ジュースに氷を入れて持ってきて」
、、、冷たいジュースを飲んで目を覚ますとのことです。
しかし、ジュースを飲んで、起き上がることもあれば、飲み干した後にまた、こてっと倒れて
眠り込んでしまう、、、
こんなやりとりを繰り返します。
、、、結局、10時には起きる→だんだん守れなくなる、、
となっていきました。
夜寝る時間も然り。
まず、夜更かしの原因となるスマホでのゲームが
できないように
「wi-fiの電源を10時には切る」
と約束させました。
しかし、、、こちらの方も、
「夏休みだからいいじゃん。
なんで学校がないのに制限するの?」
と始まり、またバトル、言い合いになってしまい
ほとほと疲れてしまいました。
夫は、
「学校に行きさえすれば自由にしていいんじゃないよ」(夫婦で意見が違いました)
とにかく、夏休み明けに昼夜逆転しないこと、
必ず学校に行くことを約束させ、そのまま
休み中は制限を外す成り行きとなりました。
夏休みの課題も、ワーク系のものは自分で
やったようですが、自由課題系、レポート系は、
全くやらず、仕方なく私達が担当しました。
・戦争に関する展示を見に行き、レポートを作成
→夫婦ではるばる車で資料館に行き、写真を撮り、レポートは私が作成しました。
・文化的なことに関するものの展示を見に行きレポートを作成
→夫の夏休みに行ってレポートを書いてもらいました
・大学のオープンキャンパスに行きレポートを作成
→夫婦で出かけてレポートを作成
レポートは、出かけるだけで疲れてしまいましたが、さらに写真を加工し、文章を添えるのは
結構大変でした。
けれども、とにかく、新しい高校で頑張ってほしい。
そのためなら、多少大変なことでもやろうという気持ちでした。
また、学校のあるときに比べいちいち気を揉まなくて済むのでずいぶんと楽でした。
けれども、だんだんと、少しずつではありながらクラスに馴染み始めた息子に対して、
見方が大変楽観的だったと今さらながら思います、、、。
いよいよ二学期を迎え、
「ああ、ようやく〈あの辛かった時期〉は終わったんだなぁ、、、」
と、まるでドラマのように、空を仰ぎながら
感慨にふけっていたのです。
(続きます)