一人は発達障害、もう一人は不登校のち中退、でもきっと大丈夫

上の子は発達障害、下の子は不登校のち高校中退しました。でもきっと大丈夫。

高校中退した息子のこれまで(25)

さて、二学期が始まりました。


私立なのにしっかりと9月1日からです。


さぁ、また気を引き締めていこう、と自身に

声をかけます。


夜は6時頃には食事を作り終え、息子に

食べさせる。

食後の薬のせいで眠くなり始める前にお風呂に入ってもらう(入浴しないで寝てしまった翌日には登校したがらないので、これは必須です)、

10時半頃には布団に入るよう声をかけて、

本人はスマホをしながら寝いるのですが、

その頃にはwi-fiの線を外します(真夜中

スマホをしないため)。


翌朝は6時過ぎには起こす、声をかけて支度をさせ(ここで機嫌を損ねてしまうと

「行かない」となるのであくまで自然を装いながら、決して怒らせないように、

慎重に口調を選びます、、、。

 

息子がコンビニで買い物をする時間も想定して家を出る。


事故を起こさない程度に急いで運転し、校門まで送り、気が向かなさそうな時には、

門の中まで乗り入れ、息子を降ろす。


そんな生活が始まるのです。

さぁ、頑張っていこう、、、。


そんな自分自身への声かけでした。




さて、息子の高校では、9月に入り、すぐに文化祭があります。


「俺、回る人がいないからずっとトイレに


いるわ」


という彼の言葉に切なくなり、胸が締め付け

られるようでした。


しかし、そんな心配をよそに、何人かの

クラスメートと回ったようで、

「まあ、楽しかった」とのこと。


それから、学校にも段々馴染み、楽しくなってきたようでした。




まるでドラマじみた感慨にふけりながら、

「やっと高校生活やり直しだなぁ」と思っていたのは今思えば、浅はかでした。


この後まもなくの席替えを機に、

彼は登校できなくなってしまうのです。


、、、きっかけは前から2列目の席になってしまったこと、、いえ、違います。


彼自身が「前の席になりたい」と希望したのです。


あとから本人に聞いたところでは、



「少し自信を持つために前の方の席に挑戦したいと思ったから


(前の席だと後ろの声が、自分の悪口を言っているように思ってしまうという彼の申し出により、それまでは後ろの方の席を配慮してもらって

いました)。」


しかし、前の席になった途端に

後ろの方での話し声に対し、

自分の悪口を言っているのでは?

と思うようになり、怖い、というのです。



、、、私達の想像力が欠けているのでしょうが、


こういうことは自分達には経験がなかったことなので、全くわかりませんでした。


彼は、席替えをしたホームルームの日、

ふさぎこんだ様子で帰ってきました。


すぐに担任の先生に連絡し、

「後ろの席にも出してもらえませんか?」と

お願いします。


けれども、先生の答えは、

「もう決まってしまったことなので

変えることは難しい」とのこと。


なら学年主任の先生に頼んでみよう。


そう思い、手紙を書き、速達で送りました。


その学年主任の先生は、一学期に、


嫌がる彼を無理矢理車に乗せて学校に送っていた時に迎えてくださり、「教室まで俺と行こう」と途中から登校した息子について行って教室に入りやすく配慮してくれました。


温かい雰囲気の信頼できそうな先生でした。


その間、神社にお参りにも行き、必死で

お願いをしました。


お願いします。

どうか、席替えをもう一度してもらい、

息子が再び学校に行かれますように。


お願いします、、、。



速達郵便が届いた頃でしょうか、

クラス担任の先生から電話がありました。


息子が学校を休み始めてから数日目くらい

のことでした。


「今回、クラスに一つ空席があるので、


調節して彼を後ろの席にできそうです」



とのこと。


ありがたかったです。

学校側の配慮に感謝しました。


そして、再び後ろの席になり、


また学校に通えるようになったのです。


(続きます)






翌日から、早退してきてしまい、

欠席が続きます。





「、、せっかく学校楽しくなったのに、、


鬱だ、、「