一人は発達障害、もう一人は不登校のち中退、でもきっと大丈夫

上の子は発達障害、下の子は不登校のち高校中退しました。でもきっと大丈夫。

高校中退した息子のこれまで(40)

さて、スピリチュアルの方のアドバイス通り

旅をさせてみることにしました。


一人旅、と言われていましたので

息子に勧めます。


でも彼は外に出ると人の視線が気になり、

不安になってしまうのです。


果たして旅などできるのでしょうか。


でも、スピリチュアルの方にアドバイスしてもらったのです。



「一人で旅行させると学校に行くように

なるかも知れません。後ろの方たち(守護霊

とお話ができるそうです)によると確率は

80%、、」


学校へ戻るのは半分はもう諦めていました。

息子自身、こう言っていたのです。


大学には行きたいから

家で勉強するけれど

学校を辞める意思は固い」


変わらない息子の態度に嘆き悲しみ、時には自分自身を失い

声を出して泣くこともありました。

でも、もう登校は無理なのかもしれない。

人が怖いなら、ひょっとしたら、退学して

家で休養していれば治るかもしれない

(鬱病とは違う、一般的には治らないと言われる、精神疾患でしたが)。


そう思うようになりました。


でも最後の最後、旅行に行かせて、それで

ダメなら全て諦めようと思いました。

最後の賭けです。

だからなんとか旅行には行ってもらおうと考えました。


何度か説得し、愛知県の方に旅行することが決まりました。


一泊、宿を取り、そして、おおかたのコースを相談して決めます。


東京駅から名古屋まで行き、そこで一泊し、

翌日には海の方に足を伸ばして帰ってくる。

途中豊川稲荷というお寺に寄ってきてもOK


(こちらの東京の別院によくお参りに行って

いました。私自身、寺社に初詣で以外でお参りすることはなかったのですが、息子が

不登校になり、寺社に願掛けに行くようになり、そのうちに趣味のようになってしまいました)。


旅行代金を多めに持たせ、本人は参考書を欲しいと言っていたので、残りで好きなものを

買ってもいい。そう伝えて送り出しました。


一人旅、と言っても本人はわからないことが多く、


新幹線の切符の買い方、乗り方、宿のチェックインの仕方、、、


などその都度メールで質問が来るので

離れていながら落ち着きませんでした。


近くの人に聞けば済むことなのですが

今思うとやはり病状は重かったのだと思います。


新幹線に乗れた、宿についた、チェックインした、、


など全てメッセージで報告が来ました。


夜は疲れてすぐ眠ってしまったようです。


そして翌朝は、愛知の蒲郡のあたりまで足を伸ばし、海を見に行きました。


海の画像と動画つきのメッセージが送られて

きました。


それにはこう書いてありました。


「気分がいい。久々。」


海の動画です。


薄い灰色のかかった青空の色が

反射して同じく灰色のかかった青に光る

海面。波がゆらゆらと揺らめいています。



リラックスしている様子が伝わってくるようでした。



彼が「気分がいい」と言ったのは1年以上ぶりだったでしょうか。


ひょっとして、、、といらぬ期待をしました。


二つ目の高校ではからかわれたことなどなく、本人の被害妄想や恐怖心さえなんとかなれば全く問題なく行かれたからです。


つまり、本人の気持ちさえ回復すれば

何の問題もなかったのです

(続きます)。