一人は発達障害、もう一人は不登校のち中退、でもきっと大丈夫

上の子は発達障害、下の子は不登校のち高校中退しました。でもきっと大丈夫。

高校中退した息子のこれまで(36)

いよいよ新学年が始まりました。


オンラインゲームにはまり休みがちだった

3学期でしたが


「気を張っていこうね。前学年は

編入のこともあり考慮してもらったけれど

もう、そういうことはしてもらえないからね」


息子に声をかけました。


希望していた選抜クラスにも入れることが

決まり(「もし選抜クラスに入れなければ、

普通クラスではレベルが低くて意味がないから、授業は聞かないで自習しているつもり」と言っていたのでヒヤヒヤしていました)、


あとはコンディションを整えて

登校するだけ、、、。


季節的にどんよりして、調子の悪そうな

冬に比べ、暖い季節、きっと大丈夫。


そう自分に言い聞かせて、始業式の日に、

送り出しました。



帰ってきた息子によると、


「新しいクラスには前に一緒のクラスだった奴は7人くらいしかいない」


とのこと。


「なじめない。」と言っていました。



私にしたら、そんなことは大したことのように思えませんでした。


それに昔の息子だったらすぐに初対面の子でも友達になれました。



中学に入学した日のことを覚えています。

同じ小学校からの入学者ともう一つの中学からの入学者1対2くらいの割合だったと思います。


入学式の後の集合写真を撮るときに並べられた椅子に座る息子は前後左右の子たちに話しかけ、すぐ友達になっていました。


秋の文化祭には、劇で面白いギャグを言って会場には笑いが響き、彼らしいな、と

思いました。


だから、きっとなんだかんだ言って、

心の病を患ってしまった当時でさえも、

クラスに馴染めないことはないだろう、と思っていました、、、


でも一方で不安がよぎります。


確か。彼は前学年で、いじめられたわけでも

ないのに、


「学校には今日は行きたくない」と


ぐずぐず言う日があり、

その日、コンビニのお菓子やら、ゲームに課金できるカードやらお小遣いやらを

ご褒美になだめて、


言葉選びに細心の注意を払い、


なんとかなんとか、やっとの事で車に乗せて送って行ったことがあるのです、、、


その日、帰りに迎えに行った車の中で

彼は言っていました。


「俺、今日、行っていなかったら、

一生行かれなかったわ」


、、、一生?


たった一回登校できないと、

一生行かれないって、、、??


精神疾患の重さ。

暗い淵の底を覗いてもいくら覗いても

わからない、恐ろしさをその時

感じました。



、、、そんなことが前にあったので、

ヒヤリ、ともしていました。


その悪い予感は的中してしまうのです

(続きます)。