一人は発達障害、もう一人は不登校のち中退、でもきっと大丈夫

上の子は発達障害、下の子は不登校のち高校中退しました。でもきっと大丈夫。

高校中退した次男のこれまで(5)

f:id:joyisland:20190106185224j:plain

こちらは次男が暴れた後の夫の部屋

(兼わたしの荷物置き場)の画像です。

精神科関係の本が置いてあるので高校入学後のものらしいですが、暴れた後はいつも

こんな感じになっていました。


前回の記事https://www.joyjoytree.site/entry/2019/01/05/005300の続きです。


次男の志望校は、


第1志望 A大学高等学院

第2志望  B大学◯◯高校

第3志望  A大学高等学校

第4志望  A大学△△高校

第5志望 ✖️✖️高等学校


そして練習用に◯大付属高等学院

(こちらは塾の先生に「絶対練習しておいた方がいい」と言われたそうで、本人に頼み倒しされました。


今考えると

塾側は少しでも広告に多くの学校の多くの合格者数を載せたかったのだと思います。


随分と負荷のかかる高校受験日程でした。


練習用、と言っても私からすれば難関大学付属の高校です。塾の策略に乗っかってしまったということです)



この第4志望で、日程の同じ


B大学◇◇高校

 A大学△△高校


どちらにするか?


決めるときに、夫婦でもめました。

夫は

学費の安いB大学◇◇高校

私は

→B大学◇◇高校の子は色々な意味で

             あまり印象が良くない(仕事で大勢

              見ている)ので

            A大学△△高校


と意見が分かれ、

息子は後者の方を

志望していましたが、「遠いので交通費も

高い。」と夫に反対され、結局B大学付属◇◇高校に決まりました。


その間は、話し合いも厳しいかなぁというくらい、息子は荒れていました。


しね!消えろ!うるせえよ!!


と怒鳴り声が絶えず、私も夫も仕事後の

疲れた状態でこの声を聞くのは辛く、ついつい大切な決め事、話し合いは先延ばしになってしまいました。


そして三学期。


次男は朝起きられず、中学に登校しなくなってしまいました。


一体何日行ったでしょうか。

確か、3月の期末テストは出ています。

けれども週のほとんどを休んでいたように

思います。


その間クラスメート達には

「休んで家で勉強している」と思われていたようですが、

実際にはあまり動けず、

起きると布団に入ったままゲームをし、また寝る、、という生活でした。




朝起きてこないので部屋に行くと、


「頭が痛い」「微熱がある」

と言って動こうとしません。  


または揺り動かしても起きないくらい熟睡です。


毎日登校を促す私とバトルをし、

ひどい時には、蹴る、殴るなどされ、暴れまくりました。

今思うと、辛かったと思います。

きっと身体が動かなかったのでしょう。


でも、単に、甘えている、と思っている私の口調はきつくなってしまいます。

「こんなに休んでどうするの?!早く行きなさい!」


うるせえな!

消えろ!


息子の導火線に火がつき、


バトルが始まります、、


衣服をかけるハンガーは何度も倒され、夫の新品のダウンジャケットは破れて中の羽毛がふわふわと飛び散り、トンカツが空中を舞い、私の衣服にソースが飛び散る、壁にもソースがシミになる、、、


朝起こす時だけではありません。


練習用の高校を受験するときの過去問を、

「練習用の学校だから買わなくて良いよね?」

と私達は買ってあげませんでした。


夕方、私の出社前の時間に

「塾で過去問貸してもらえるそうだから借りてきて」

と言われますが、仕事に行く時間間近で

無理でした。


「自分で取りに行ったら?」

と話しているうちに、嫌がらせが始まります。


私の部屋の電気を消したりつけたり、

バッグをとったり。


忙しくてイライラしている私が怒り、


そしていつのまにか次男が殴りかかってきていました。


少し前に、長男の暴力で肋骨にヒビが入ったことがあったため、そうならないように加減はしていたようですが、


髪を引っ張られ、殴られ、、痛かった。

何より、とてもとても悲しかったです。


けれども今振り返って思うには、

息子はとても辛かったのです。




志望校に入りたい。とても入りたい。


でもなぜか勉強する気になれない。


周りの視線が気になり登校したくない。


体が動かない。


その悲鳴を私は聞き逃してしまった。


、、、、、、

、、、、、、


この、病気の発症といえるこの時から

もう2年が経ちました。


良くなるのでしょうか、彼は。


時たま見せる重い鬱の影を見るたび、

恐怖のどん底に突き落とされたような気になって

しまうのです。


(続きます)