高校中退した次男のこれまで(6)
前回の記事https://www.joyjoytree.site/entry/2019/01/05/005300
の続きです。
やる気が全く出ない。それまですごく頑張っていたのに急にやる気が出なくなる。
想像してみてもよくわからない。
次男は受験の少し前、ラストスパートをかけるべき時期に力尽きてしまったのです。
脳が働かないのです。
高校で本格的な不登校が始まった時期に
行った心療内科では、
「双極性障害」の可能性がある、と
言われました。
躁と鬱を繰り返す病気と言います。
躁状態の時には生き生きと活動的で、
気が大きくなり色々なことをしてしまい、
(例えば借金など)
後で後悔するといいます。
それと鬱を繰り返す。
本人もそうですが周囲も大変と聞きます。
今思えば、彼が双極性障害ならば、
起きられず勉強もやる気の出ない時は鬱期だったのでしょう。
そんな状態で過ごした1月、そして2月に始まった高校受験。
志望校のうち、受かったのは滑り止めの、
高校生クイズ選手権に毎回登場する某高校と、
大学付属だけれど理系学部が少ないため、
行く気のない練習用に受けた高校だけでした。
かろうじて補欠で、繰り上がり合格待ちの第一志望校の合格を待ちましたが2週間以上待った挙句、こちらは不合格です。
とても行きたかった、そこに入るために頑張って勉強した高校が次々と不合格になって行く中
彼の部屋では壁を殴ったりものに当たったり
する音が聞こえました。
けれども、滑り止めの高校に進学したとしても、
「努力が足りなかったなぁ」と折り合いをつけて
くれると思っていたのです。
(続きます)