一人は発達障害、もう一人は不登校のち中退、でもきっと大丈夫

上の子は発達障害、下の子は不登校のち高校中退しました。でもきっと大丈夫。

高校中退した次男のこれまで(7)

前回の記事https://www.joyjoytree.site/entry/2019/01/09/005324

の続きです。


受験が終わりました。


第1志望の高校は「繰り上げ合格候補者」として通知がきました。


A〜Eまでランクがつけられており、息子はAランクとあります。


人数を数えると30人。

200人くらいはいたと思われる候補者のうちの30人なら、もしかしたら繰り上げ合格になるかな?

とかすかな期待を持ちつつも、おそらく滑り止めの高校に行く可能性が一番高いかな、とも思っていました。


息子は「それ見ろ!合格するって俺言っただろう」と、まだ受かってもいないのにもう繰り上げ合格になった気でいました。


学校のネット掲示を見ると

「次回の発表は◯日◯時です」

とあります。


記憶が定かではないですが1週間〜10日後くらいだったでしょうか。


そしてその日。


「今回の合格者はおりません。次の発表は△日△時です」と


さらに1週間ほど後を待つことになります。


この時点で私は100%繰り上がらない、と確信していました。


息子はというと、、、

きっと彼も不安だったのでしょう。

強がっているように見えました。


そして、受験が終わったというのに登校しようとしません。

聞くと、「どうせなら合格の知らせを聞いてから」と言います。


登校しないのに友達と夕食を食べに行くなどしている時はさすがに腹が立ち、厳しく叱りました。


遊ぶお金がない、となじり、嫌がらせをしてきます。


そして、高校の最終発表がありました。


「今回の合格者発表はありません。

以上で2016年度合格者発表を終わります」


とネット掲示の表示。


私はPCで、彼はスマホで見ていました。


そして、一言。


「母さん、、、ダメだった」

「うん。」と私。


彼はこの学校に入学したくて、私達に必死でお願いをしました(私達、というより夫が公立第1志望にしてほしいと思っていたのです)。


そしてなによりも勉強を頑張ってきたはずです。

月曜〜日曜ほぼ休みなしで塾に通い、学校では

委員会や部活のリーダーを務め、その他色々な

役目も任されていました。


身体に鞭打って頑張ってきたのです。


きっと、すごく無念だったでしょう。

努力した本人にしかわからないと思います。



それでも、私は、

「これを機に、さらに真剣に勉強するのでは?

滑り止めの高校でもきっとまた楽しく友人を作って勉強に遊びに忙しく過ごすんだろうな」


ととても楽天的に考えていたのです。


しかし、その日から、壊れてしまった彼

を、目の当たりにすることになります。

(続きます)