一人は発達障害、もう一人は不登校のち中退、でもきっと大丈夫

上の子は発達障害、下の子は不登校のち高校中退しました。でもきっと大丈夫。

高校中退した次男のこれまで(8)

前回の記事https://www.joyjoytree.site/entry/2019/01/12/093439

の続きです。


全ての入試6校の結果が出て、進学する高校が

決まりました。


情緒不安定になり暴れたことも暴言を吐いたことや物にあたって壊したことも、受験を控えてイライラしているから、登校できないのも受験のため体調がおかしくなっていたから。


だから受験が終われば、きっと元に戻る、、、



そう思っていたのは大きな間違いでした。


学校に行かず、行っても週1、2回。



「もうすぐ卒業なのに皆に会いたくないの?」

と思いましたが、中学卒業、残された日々をいとおしんで学校に行く、という発想は

持っていないどころか、いつのまにか家にある

缶ビールを開けて飲んでしまったり、

友達と遊ぶお金が欲しいと暴れたり。


何かが壊れてしまったようでした。


思い出のたくさんある中学校には行きたくないのでしょうか。

休みの日に友人達とは遊ぶのに、学校に行きたがらない。


三学期の終わりにあるイベントがあるのですが、

委員長である彼はそのまとめ役でした(委員長は、彼の休みの時は別の子が代理として頑張ってくれたそうです)。

そこで委員会担当の先生と相談して、

「先生が、あなたが来なかったら大会が全くまとまらない、頼りにしているから来い、と言っていたよ」と本人に伝え、登校させることに成功しました。


そのタイミングで、その先生は彼を面談室に

連れて行き、じっくりと話をしてくれたのです。


ありがたかったです。


それでも、彼は卒業式の日の朝、


「やっぱり行かない」と言いました。


私はすでに支度をして、近所の友達母達と待ち合わせで家を出るところ。


息子には「絶対来てね」

と伝えて家を出ます。涙が出ました。


けれども、卒業証書授与時に彼の名前が呼ばれ、

「はい!」という返事とともに壇上に現れた姿を見てホッとして、初めて卒業という感慨を味わうことができました。


それでもまだまだ呑気な私でした。


春休み、彼が荒れ狂う時がやってきました。

 

進学先の説明会が三回ほどあり、

その前に制服採寸がありました。


夫婦共同で乗り気でない彼を支度させます。


会場に向かう車の中で何度も後ろから殴られ、

髪の毛を引っ張られました。悲しかったです。


そして、突如、車を降りて、いなくなってしまったのです。


道もわからない、知らない場所で。

(続きます)