一人は発達障害、もう一人は不登校のち中退、でもきっと大丈夫

上の子は発達障害、下の子は不登校のち高校中退しました。でもきっと大丈夫。

高校中退した息子のこれまで(45)

金属のスマートフォンが割れる音を

初めて聞きました。 


バキッガシャッ、、、


すごい音です。


混じって息子のむせび泣く声。


「お前のせいだ。お前が子供の頃俺を怒ったから、俺は傷ついて、劣等感から中学で

猛烈に勉強したんだ。


それで精神を病んだ。

全てお前のせいだ。


謝れ。今すぐ謝れ。


でないと警察を呼ぶ、、、、、、」



彼は正気でない、そう思いました、


同時にこれまでの子育てを瞬時に振り返りました。


一体何が間違っていたんだろう。

充分に愛情を注いだつもりだった。むしろ甘やかしたかもしれない。


幼稚園の頃からリアクションが派手で、

喜怒哀楽が激しい子だった。


幼稚園では園バスの中でお友達とうるさすぎるほど騒いで職員会議で名前が上がり、

先生におしおきを受けた。


運動会の組体操の練習がきつくて

数日間登園拒否をした。


仲良しのお友達とトラブルも多く、

その子のお母さんからクレームの電話をもらった。


声も大きく感情も激しく、

良くも悪くも目立っていた。


でもいつも面白いギャグを思いついて皆を

わらわせたり、


賢さや繊細さも垣間見られ、

一筋縄でいかない複雑さも感じていた。



色々なことのあった幼稚園生活の最後の

卒園式の日には、担任の先生と

お別れするのが悲しくて、先生にへばりついて泣きわめき離れなかった。


皆先生と写真を撮りたかったのに

息子が先生の足元から離れないせいで

皆、記念となる写真が撮れなかった。


何度先生から引き離してもまた先生のところに戻ってしまい、私の体力は限界だったのだ。


小学校の時。

入学したての頃、初めての保護者会の時に、

私の姿を見ると、ついてきたと思ったら

「家に帰る!」と学校を脱走しようと走って門のところまで行く。


急いで追いかける。見失ってしまった。

保護者会はもう教室で始まろうとしている、、


やっと見つけ、抱きかかえて教室に

戻ると、他の生徒の子達は、保護者が会を

している間、図書室で絵本の読み聞かせをしてもらいながら待っているそう。


そこで図書室まで連れて行く。

しかし、ぐずる。泣きわめく。

「ママと一緒にいる!」


先生に特別許可を出してもらい、

ぐずぐず言う本人を膝の上に乗せての

保護者会だったっけ、、、。


女の子のお母さんからのクレームの電話。


下の学年のお母さんからの電話。


恐喝みたいなことをして、

学校に夫婦共々校長室に呼び出されたこと、、、、。


携帯の割れていく金属音とともに


色々なことが思い出されました

(続きます)。